説明
Xiang は1984年、中国、四川省成都市生まれ。2017年より成都で実験音楽の活動を本格化させる。演奏にはフィールド・レコーディング、ヴァイオリン、ノイズ、身体を使い、音と空間の微細な変化に耳を澄まし、その場の環境に特化したサイトスペシフィックな演奏をおこなう。ソロでの即興演奏や作曲活動はもとより、ほかのミュージシャンやアーティストとの共演や共同プロジェクトも数多い。また、成都で2017年に Vital Sounding Festival をスタートさせ、2023年からは不定期ながら成都、北京、ベルリンで Daybreak Concert Series の開催を続けるなど、イヴェントの企画・開催にも力を入れている。
本アルバムは、大友良英が中国ツアーで成都を訪れた2025年3月、四川大学でおこなった Xiang との約1時間に及ぶデュオ演奏を収録。Xiang も大友も楽器ではない色々な物を用意し、それらを叩いたり擦ったりして大小様々な音を生み出していく。さらにXiang はヴァイオリン、大友は壊れたギターも使い、時には弦をこする音も聞こえてくるが、全体を通して聴かれるのは、バタバタ、ドンドン、ガタガタといった物音の類である。たまに声や口笛、口を鳴らす音も聞こえる。このような物音が支配するアルバムは、大友の作品としては非常に珍しい。しかし、ふたりが生み出すノイズの配分と構成、それらの会場空間への広がり具合が絶妙で、単に珍しいだけではない優れて価値ある記録となっている。
■収録曲
1. A Waiting Room Creation (63:05)
収録時間:63分05秒








